相談事例

相談者Aさんには、奥様と一人の息子さんがいました。Aさんと奥様は共に７０代後半。

突然、息子さんが５０歳という若さで亡くなってしまいました。

息子さんには、Aさん所有の賃貸物件の管理からお金の管理まですべて任せていました。

葬儀などが終わり落ち着いた頃、息子さんに預けていた通帳を確認しました。

驚くほど現金は残っていませんでした。

その上、Aさん所有の賃貸物件は築約20年にもかかわらず大規模な修繕をした様子もなく、このまま賃貸業を続けていくにはかなりお金をかけなければならない状態でした。

Aさんの資産状況を把握するため【財産診断】と【ライフプランニング】を行い、合わせて、Aさんご夫婦が今後どのようにしたいかお伺いしました。Aさんの財産は不動産が大半で現金がほとんどなく、ご夫婦とも元気なうちは問題ないですが、どちらかが大きな病気などで多額の支払いが必要になった時には、自宅もしくは賃貸物件を売却しなければいけない状態でした。そこで、賃貸物件の売却をご提案。メリットもあればデメリットをもあるので、ご夫婦でとても悩まれましたが、売却の決断をされました。Aさんご夫婦は、息子さんが先に亡くなり財産を残す必要もなくなったので、ご夫婦で温泉旅行やゴルフに行ったりと少し贅沢な生活を送る事にしました。

賃貸物件の売却から約3年後、Aさんが入院し、そのまま老人ホームで生活することなってしまいました。結果、早期での売却を決断できたAさんは、奥様と充実した生活を送る事ができました。

相談者様が幸せな生活を送れる事が一番。

相談者Bさんには、奥様と２人のお子様（長女・長男）がいました。Bさんと奥様は共に６０代後半。

２人のお子様には家族がいます。

新聞やTVなどで頻繁に相続に関連するニュースを見て、自分が死んだ時にどのくらい相続税がかかるかわからず不安になっていました。